Tuesday, February 21, 2006

米国公認会計士協会(AICPA)の現状及び最近の米国監査・会計事情をめぐって

インタビュー 米国公認会計士協会(AICPA)の現状及び最近の米国監査・会計事情をめぐって

このAICPAの前会長Bunting氏へのインタビューでは、まず、SO法への対応状況にふれている。氏によれば、大小規模企業においては、内部統制構築のコストに見合ったメリットが得られているが、小規模企業においてはコストが大きく、企業の上場の障害にもなりかねないとSECやPCAOBも危惧しているとのことである。監査費用についてはSO法成立前に比べて高い水準で推移するという見方を示している。

また、AICPAが設置している監査品質センターには、多くの会計事務所が参加しており、業界の自主的な取り組みとして評価されているとのことであった。

そのほか、米国の中小企業会計基準検討の状況、XBRLがビジネスの基本的なインフラとなりつつあること、協会の重要な収入源であるCPEと出版事業についてウェブによる情報提供など新しい動きがあること、などが紹介されている。


JICPAジャーナル2006年3月号 P.11~18