Sunday, April 06, 2008

座談会 四半期報告制度における四半期レビュー基準・実務指針の適用面における課題をめぐって

座談会 四半期報告制度における四半期レビュー基準・実務指針の適用面における課題をめぐって

四半期レビュー基準・実務指針を法的位置づけも含めて解説した座談会である。

四半期レビューは、いわゆる1項業務に該当し、年度の財務諸表と同様に正当な注意義務を払う必要がある。しかし、保証水準の違いから、意見ではなく消極的形式による「結論」を表明する。

実務指針は、契約、計画、重要性基準値、企業・企業環境の理解、レビュー手続、継続企業の前提、子会社等に対する手続、報告書などを規定しているが、この座談会では、それぞれについてポイントが説明され、非常に有益であった。

実務的には、分析的手続や質問といった手続を、会社の実情にあわせて実施していくのは、高度な能力と経験が必要であると感じた。

会計・監査ジャーナル2008年4月号