2009年10月に開催された表記シンポジウムの報告である。
日本放送協会会長の福地氏による特別講演ののち、青山学院大学の八田教授と公認会計士・公認不正検査士の稲垣氏による個別報告が行われた。米国における内部統制法制化の起源や監査基準における不正の取り組みに関する報告では、現行制度のルーツを知ることができた。また、外部監査における不正対応を深めるためには様 々な課題が存在することも理解できた。
最後のパネルディスカッションでは、企業リスク管理の5原則、カネボウの事例、IFACにおける取組みなどが紹介された。
会計・監査ジャーナル2009年12月号